神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫、レンタル収納スペースのジャストキューブ南区宮元町です。
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さて、今回は絵画やプリント写真をトランクルームに収納する方法をご紹介したいと思います。
前回の本や書類と同じように、絵画もプリント写真も紙でできたものですから湿気が何よりも苦手です。
さしあたり、収納庫の形態は除湿設備が整った屋内型のトランクルームを迷わず選びましょう。
1. 絵画を長期保管するには
(1) 湿度対策が最重要
保管環境のポイントは、(i) 湿度、(ii) 温度、(iii) 紫外線です。
作品は袋や箱に入れて、温度は10~20℃程度、湿度は50~60%程度で、温度や湿度の変化が少なく、直射日光や室内灯が常時当たりにくい風通しの良い場所に、立てた状態で縦に並べて保管するのが理想です。
とはいえ、温度については人が普段生活している30℃前後までならさほど気にする必要はありません。
屋内のレンタル収納スペースで人感センサー付きの照明設備があるところなら紫外線の影響はありませんので、もっとも注意すべきはやはり湿度です。
湿気は紙を変質させてしまうことに加え、カビの原因にもなります。
収納庫施設内の湿度が60%以下に保たれている場合であっても、できればこまめに収納庫の扉を開閉して空気を入れ替えましょう。
アクリル製の収納箱を使ったり、除湿剤を使ったりする工夫があるとなおよいと思います。
(2) 額装してある場合
また、絵画では額装しているケースもあると思います。
額装のまま保管すること自体はダメではありませんが、ガラスをはめ込んで密封した額装方法の場合は、中に湿気がたまりやすくカビのリスクが高くなります。
裏板に通気孔を開けるとか、除湿剤を封入するとか、ひと手間かけることをお勧めします。
なお、額装のフレーム部分もとてもデリケートですから、きれいに拭いてから収納するようにしましょう。
特に木製のフレームは水分や薬品に敏感です。
極力、化学雑巾の利用や水拭きは避けて、布目の柔らかい布で優しく乾拭きしたほうがよいでしょう。
2.プリント写真を長期保管するには
(1) 裸のままの平積み、重ね積みは厳禁
プリント写真の弱点も、やはり、湿度、温度、直射日光、蛍光灯の光、外気への接触です。
紙ですから湿気は当然カビの要因になりますし、プリント写真は化学塗料を使用しているため、外気による酸化や光の影響を受けると、色あせたり変色してしまうこともあります。
これではせっかくの思い出も台無しです。
まず、やってはいけない保管方法からですが、プリント写真をそのまま平積み、重ね積みして保管するのは絶対に避けましょう。
経験のある方もいらっしゃるかもしれませんが、写真と写真がくっついて剥がれなくなってしまったり、剥がしたときにくっついた部分の塗料が削げ落ちてしまったりという悲劇が起きかねません。
やむを得ず裸で保管する場合でも、写真は立てて、あまりギチギチに詰めずに、プラスチックケースなどに乾燥剤などと一緒に収納するほうがよいでしょう。
(2) アルバムや写真ケースを活用
もちろん、より安全なのはアルバムや写真ケースに入れて保管する方法です。
当然、アルバムを平積みにしてはダメで、それではくっつき被害に遭うリスクが増大します。
本のように、アルバムも縦に並べて保管するのが鉄則です。
それでも、長期間保存すると多少の変質や変色はどうしても避けられません。
しっかりした収納環境ならカビが生えることはないのですが、写真の化学塗料の酸化による変質、変色というのはなかなか避けることができません。
(3) 大切な1枚はラミネート加工がおすすめ
そこで、どうしても残したい写真については、ラミネーターを使ってラミネート加工してしまうのがおすすめです。
飲食店のメニューなどで、透明のフィルムに挟まれてプラスチックの下敷きみたいになったものがありますが、あれのことです。
これなら、写真に傷はつきませんし、折れもしませんし、汚れはふき取ることができます。
A4判程度までの大きさの紙をラミネート加工する機械(ラミネーター)は、家電量販店やAMAZONで3,000~5,000円程度で購入できます。
そんなに大量にラミネート加工しないかも、という人は、手貼りタイプのラミネートフィルム(セルフラミネートタイプ)というのもあって、写真のL判サイズだと5枚前後で500円程度ですから、一度試してみるとよいかもしれません。
以上、本日は絵画、写真を守る収納方法でした。