神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫、レンタル収納スペースのジャストキューブ南区宮元町です。
当店のブログをご訪問いただき、誠にありがとうございます。
今回からは、トランクルームの入居審査と保証会社について見ていきたいと思います。
1. 入居審査とは
(1) 賃貸住宅やトランクルームを借りるには審査が必要
自分が住むための賃貸住宅を借りるときと同じように、トランクルーム、レンタル収納スペース、コンテナボックス、レンタルボックス、貸し倉庫、貸しロッカーなどでは、賃貸借契約に先立って入居審査があります。
審査を通った場合(承認)、貸主に対して一定額の敷金や保証金を預けたり、保証会社に保証を委託して保証料を支払う必要が生じたり、といった手続きに入ることになります。
逆に、審査を通らなかった場合(非承認)には、その時点で借りることができなくなることもあれば、条件付きで再審査となる場合もあります。
(2) そもそも審査って何?
このように、審査とか保証会社の手続きというのは皆様にとっても比較的身近だと思いますが、そもそも誰のために、何のためにこんなことをやっているのでしょうか。
保証会社を使っていない物件と保証会社を使っている物件では、何がどう違うのでしょうか。
審査で非承認になった場合に、何か挽回する方法はあるのでしょうか。
などなど、トランクルームの契約手続きの前に避けて通れない審査や保証についてあなたが疑問に思われていることを、ぜひこの記事でクリアにしてくださいね。
2. 審査の目的
(1) 「審査」とは
「審査」と一口に言いますが、その意味するところはなんでしょうか。
それは、賃貸住宅やトランクルームの貸主が、これから借主になろうとする人や企業の賃料支払能力の有無を判断するプロセスのことです。
賃料支払能力ありと判断されれば審査は承認ということになり、次の契約に進みます。
一方、賃料支払能力に不安ありと判断された場合、審査は非承認となり、そのままでは希望の物件を借りることができないことになります。
保証会社の審査については、Q&Aのページのこちらにも説明がありますので、参考にしてみてください。
(2) なぜ審査が必要なのか
では、なぜ賃貸住宅やトランクルームでは物件を借りるために審査を受けなければならないのでしょうか。
(i) モノやサービスを販売する場合
例えば、電化製品や食品を販売したり、飲食店やスポーツジムでサービスを提供する場合を考えてみてください。
お客様に販売やサービス提供の際に代金を支払ってもらえれば、モノやサービスの提供とその対価の支払いはそこで完結しますよね。
お客様は用事が住めば店舗からはいなくなります。
そのお客様が次に同じお店でモノを買うか、サービスの提供を受けるかというのもお客様の気持ち次第です。
お客様がモノを買いたいといってもお金を払ってくれなければモノを渡さなければよいだけの話です。
もちろん、そのお客様が同じ店を2度と訪れなかったとしても、そのお店には代金の取り損ないは生じません。
(ii) 賃貸住宅やトランクルームを貸す場合
一方、賃貸住宅やトランクルームの場合はどうでしょう。
こちらの場合、部屋や収納庫を使用する月の賃料を、その前月末までに支払うようなケースが多いと思います。
先ほどのモノやサービスとの違いは、仮に利用者が期日通りに賃料を支払わなかったとしても、利用者がその部屋に住み続けてしまったり、その収納庫にモノを収納し続けたりしてしまえることです。
つまり、借主側が場所を占拠してしまうと、貸主側からは一方的にサービスの提供(賃貸スペースの提供)をストップしにくいのです。
詳細は省きますが、賃貸住宅の場合には借地借家法という法律があるため、普通賃貸借契約の場合には、仮に借主が一定期間家賃を滞納していたり、契約期間が満了日を迎えたりしたとしても、貸主はそれを理由として一方的に借主を部屋を追い出すことはできません。
(余談ですが、定期賃貸借契約の場合は契約期間満了時には退去させることができます。)
最終的に未払いの賃料が取り返せればよいのですが、そうでなければ、丸々貸主側が損失を被ることになってしまうのです。
一方、トランクルームの場合には、借地借家法の適用のない一時使用契約となっているケースが多いと思います。
この場合、賃料不払いの借主の荷物を強制撤去しようと思えば、契約内容によってはそれが可能な場合があります。
しかし、モノの撤去や処分には多額の費用がかかるのです。
一時的に別の場所に移動して保管するとしても、移動の費用や保管の費用はバカになりません。
このように、賃貸住宅やトランクルームで賃料不払いがあると、貸主側にとっては大きな損失や出費が生じることになるのです。
(3) 「審査の目的」のまとめ
そこで、これから部屋や収納庫を借りようとしている人が、将来にわたって安定的に賃料を支払ってくれる可能性が高いのかどうかをあらかじめ調査して、その可能性が高いと思われる人に貸しましょう、というのが入居審査の趣旨、目的ということになります。
なーんて、貸主側の目線で言うとちょっと偉そうに聞こえるかもしれませんが、どうかお気を悪くしないでくださいね。
(次回に続く)