神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫、レンタル収納スペースのジャストキューブ南区宮元町です。
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さて、今回は、本や書類を守るためのトランクルーム、コンテナ、貸し倉庫、レンタルボックスの選び方と収納方法についてです。
大切な本や日記、ビジネスの契約書などはお金では買えない価値があるものも多いと思います。
また、プライベートな日記や仕事上の契約書類などは、一度破損してしまうと二度と同じものを手にすることはできなくなってしまいます。
ところが、これらの紙製品はカビや害虫による被害を受けやすく、それらがなかったとしても、強い湿気や光などによって変質、変色しやすい非常にデリケートなものですから、収納庫選びと収納方法には注意が必要です。
1.選ぶべき収納庫のタイプは屋内型トランクルーム
まず、収納庫の選択ですが、リスクが最も小さいのは、やはり外気から遮断され、湿度管理が行き届いた屋内型トランクルームです。
屋外のコンテナボックスや物置の場合、収納庫内の環境は外気の影響を受けやすくなります。
もちろん、雨や風の影響を直接受けるわけではありませんが、温度や湿度については、どうしても外気に近い環境になります。
したがって、日本の夏場にはカビが好む80%以上の湿度になりやすいわけです。
すると、紙製品を保管する場合には、カビ発生のリスク、紙が湿気を吸い込むことによる変質(紙がフニャフニャ、シワシワに)のリスクが高くなります。
また、屋外コンテナボックスで通気口が設けられている場合は、そこから屋外の光が収納庫内部に入って紙が日焼け、変質、変色してしまったり、台風などによる大雨の際に通気口から雨が吹き込んで紙が濡れてしまったり、ほこりが入って汚れてしまったりというリスクにも留意する必要があります。
このように考えると、大切な紙製品を保管する場合には、収納スペースの平米単価(1平方メートルあたりの賃料)はやや割高になるかもしれませんが、湿気対策の整った屋内型のレンタル収納スペースがおすすめです。
なお、屋内型の収納庫でも、湿気対策がされておらず、空調関係の設備が換気扇のみという場合には、湿気による被害に遭うリスクは高くなりますので要注意です。
2.本や書類を長期保管するときには
(1)傷みや変形の予防
まず、長期保管をする前にホコリや汚れがあればきれいに取り除くようにしましょう。
ホコリや汚れというのはカビや害虫にとっては栄養になるものなので、単に本や書類を清潔にするという以上の意味があります。
あとは、どこまで手間をかけるかという話になりますが、大切な本については、図書館の本によく貼ってあるような透明のフィルムを貼ると傷や汚れの防止には非常に効果的です。
これはブックコートフィルムといってそれほど高いものではなく、AMAZONなどでも販売していますし、100円ショップでも手に入ると思います。
1冊1冊フィルムを貼るのが面倒な場合は、透明なビニール袋に入れて封をするとか、何冊かまとめてラップで包む方法もあります。
次に収納時のポイントとして、本や書類は立てて保管することが重要です。
収納ケースなどで保管する場合はついつい平積みにしてしまいがちですが、平積みで長期保管すると、本や書類の紙質によってはページとページがくっついてしまったり、表紙と表紙がくっついてしまったりと損傷の原因になることがあります。
また、本を立てて保管しても倒れてしまうと平積みと同じことになるので、あまりギチギチにならない程度にブックエンドなどで調整するとよいでしょう。
(2)湿気の予防
本や書類などの紙製品は、水分を含むと簡単に変質、劣化してしまいますし、カビや害虫被害の原因にもなりますので、湿気の予防には細心の注意が必要です。
具体的に、トランクルームや貸し倉庫で保管する場合にできることは、① 収納庫内の空気の入替を行う、② 湿気を吸収しにくい収納ケースを使う、③ 乾燥剤を使うということかと思います。
① 収納庫内の空気の入替
本や書類を収納してあるトランクルームを定期的に訪れて、収納庫の扉を開けて風を通しましょう。
湿気の多い空気が床面近くに滞留していた場合には、風を通して空気を撹拌すると、収納庫内の湿度を下げる効果が期待できます。
② 湿気を吸収しにくい収納ケース
本や書類を段ボール箱に入れて収納する方がいますが、段ボール箱は非常に湿気を吸収しやすいので収納ケースとしての利用は避けたほうが得策です。
湿気を吸収しにくいプラスチック製の収納ケースを使うようにしましょう。
③ 乾燥剤の活用
乾燥剤にもいくつかタイプがありますが、本の保管の場合には、シートタイプの乾燥剤がうってつけです。
収納ケースの底面に敷いて使うと防湿、防カビの効果が期待できます。
本棚用の除湿シートの場合、奥行20cm×3.8mのシートで価格は1,000円程度ですが、3~5年程度は効果が持続するそうです。
(3)ほこり、害虫の予防
上述したように、ホコリや汚れはカビや害虫を繁殖させる要因になります。
トランクルームに本や書類を長期保管する場合にも、月に1~2回程度はホコリの状態をチェックして、もしあればこまめに掃除するのがおすすめです。
但し、本や書類を収納ケースに入れた状態で保管していれば、本そのものがホコリをかぶる可能性は低いので、そこまで神経質にならなくてもよいと思います。
(4)日焼けの予防
屋外コンテナなどで、太陽光が収納庫内に入ってくる場合には、その光が本に直接あたると日焼けで変質してしまいますので、光が届かないように収納ケースに入れて保管することが重要です。
屋内型のトランクルームの場合にも、天井がメッシュ状になっていれば光が通りますので、常時照明がついている施設の場合は本の日焼けに注意が必要です。
一方で、人が入っていた時だけ照明が点灯する人感センサー付き照明設備のあるトランクルームの場合は、日焼けについてはあまり気にしなくても大丈夫でしょう。
以上、本日は、本や書類をカビから守る収納方法でした。
皆様のご参考になれば幸いです。