神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫、レンタル収納スペースのジャストキューブ南区宮元町です。
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さて、今回はレンタル収納サービス施設の空調設備についてです。
日本の夏は、強烈な湿気と40度近くまでの(場合によっては40度を超える)気温上昇に見舞われることがあり、収納環境としてはかなり過酷です。
屋外コンテナを利用される場合には、空調や換気設備がない場合が多く、このような外気の影響をまともに受けることを前提に収納計画を考える必要があります(屋内型でも空調や換気の設備がない場合は同様です。)。
特に、衣類、書籍や書類などの紙類、絵、楽器、プラモデル、木製家具、雑貨などの湿気に弱い物は、収納物そのものが水分を吸って変質したり、カビが発生したりすることがありますので、極力空調設備が整った屋内レンタル収納庫に保管されることをお勧めします。
但し、一口に空調管理といっても、次のように、設備によって効果は様々です。
1. 空調設備が換気扇のみの場合
室内に空気の流れができるので、換気扇だけでも湿気対策としては一定の効果はあります。
一方で、換気するということは屋外からの吸気も必要になるため、結局のところ、夏場は大量の湿気を含んだ屋外の暖気が屋内に入ってきます。
そのため、高温多湿になる夏場には、収納物が湿気や結露の影響を受ける可能性は相応に高いと考えたほうがよいでしょう。
2. 除湿機のみが設置されている場合
収納物の最大の敵である湿気を除去してくれるので、換気扇だけの場合に比べると、圧倒的に収納物が被害に遭うリスクは低くなります。
但し、地上階の施設の場合には、外気温が上がれば室内の温度も同様に上がるため、高温に弱い収納物の場合は注意が必要です。
一方、地下室の場合には、一般的に湿気はきついのですが、室温は1年を通して比較的安定しています。
したがって、除湿機がしっかり機能して湿気対策がなされていれば、エアコン完備の部屋と変わらない良好な収納環境が期待できます。
ジャストキューブ南区宮元町も地下の施設なので、エアコンではなく強力な除湿機を2台設置しています(上記写真の右端)。
そのおかげで、これまで真夏の酷暑でも室内の湿度は概ね60%以下に保たれており、結露の発生もありません。
3. 除湿機能が付いたエアコンが設置されている場合
常時エアコンが運転されて、温度管理、湿気管理がなされている施設であれば、これは言うことなしです。
但し、エアコンはかなり電気代がかかります。
そのため、トランクルームの使用料自体が割高になったり、管理費や共益費の名目で追加料金が上乗せされて支払額が大きくなることがあります。
また、施設によっては、電気代の節約のために、エアコンが付いていても運転するのは1日のうち限られた時間だけだったりすることもありますので、この点も注意が必要です。
4. 室内に簡単に外気が入ってくる場合は結露に注意
このように見ていくと、エアコンがあれば安心と思いたくなりますが、エアコンなど屋内の空調設備がある場合でも、さらに注意すべき点があります。
例えば、地上階で外気に面した広い窓がある施設の場合、冬場に外気が急激に冷え込むと、暖かい室内との温度差から、室内の窓やコンクリート壁などに結露が発生するケースがあります。
夏場でも、例えば、屋外から収納庫のある室内への出入口が扉1枚だけのような施設では、扉を開けたときに屋外の湿った暖気が一気に室内に入ってきて結露を発生することがあるので注意が必要です
結露は水そのものですから、ひどい場合は水濡れによる収納物の変質、カビの発生、鉄部のサビ発生などの原因になります。
トランクルーム選びの際には、このように空調設備や施設の構造にもしっかり気を配っておくと、後から後悔することが少なくなると思います。