神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫、レンタル収納スペースのジャストキューブ南区宮元町です。
当店のブログをご訪問いただき、誠にありがとうございます。
今回から数回にわたって、大切な収納物を湿気やカビから守る方法をご紹介したいと思います。
空気中にはカビの胞子が常に浮遊している!?
が、その前に、今回のブログでは、カビが発生する条件を整理しておきましょう。
収納物をカビから守るということは、カビが発生する条件を収納環境から消していくことですから、対策をするあなたご自身が、カビが発生する条件を理解することがとても大切です。
実は、室内の空気1㎥中には、いつも数個から数千個のカビの胞子が浮遊しています。
これらの胞子がモノに付着したときに、次の4つの条件が揃うとカビが増殖します。
逆に言うと、4つの条件を1つでも満たせない場合はカビは生育しないので、現実的にできることとできないことをよく考えて、どの条件を潰しにいくのかを選択する必要があります。
(条件1)適度な温度
カビにもさまざまな種類がありますが、5℃~45℃がカビが増殖しやすい温度と言われています。
冷蔵庫の中も含めて、人間がこれ以外の温度帯で生活したり、モノを保管することはほとんどないと思いますので、この条件をつぶしに行くのは絶望的です。
ジャストキューブ南区宮元町でも、この点は対策のしようがありません。
これはもう、ほかの条件をつぶすことを考えるしかないですね。
なお、この温度帯のうちでも、20℃を超えてくるとカビの生育は急に活気づき、28℃あたりになると増殖力が最大になるそうです。
人間が快適な温度は、カビにとっても快適だったんですね。。。
(条件2)適度な湿度
カビが生きていくには、水分が必要です。
湿度でいうと60%以上あれば生育が可能で、80%を超えるとその増殖の勢いは強烈になってきます。
もちろん、80%以上なら100%でもOKです。
キッチンやお風呂の排水口周りがヌルヌルしていることがあると思いますが、あれもカビです。
ですから、カビの増殖を抑えるためには、湿度を60%以下に保つことが何より重要です。
湿度は、屋内ならエアコンや除湿器でコントロールできますので、ここが対策のしどころです。
ご存知の通り、日本の夏は湿気が強烈で、湿度が90%に達することも珍しくありません。
ですから、屋外のコンテナボックスや屋内でも換気扇のみで除湿がなされていない施設の場合は、カビの被害に遭うリスクは高くなります。
また、屋内のエアコン付きのトランクルームで室内の湿度が60%以下でも、収納物が濡れていたり、湿っていたりしたら、収納物の表面は湿度100%ですからカビは元気に生えてきます。
室内に結露が発生するような場合も、結露のある場所は湿度100%ですから、やはりカビが生えてきます。
本当にカビというのは厄介です。
ジャストキューブ南区宮元町では、強力な除湿機を2台設置して、極力、施設内の湿度が60%以下を保つように対策をしていますので、この点で、収納物がカビの被害に遭うリスクはかなり軽減されています。
ただし、これだけで、ジャストキューブ南区宮元町への収納物がカビの被害に遭わないことを保証できるものではありません。
さらにカビのリスクを減らしたい場合には、収納庫内に空気が滞留しないように隙間を作って収納するとか、収納庫内に除湿剤を置くなどの工夫をするとよいですね。
(条件3)栄養分が摂れること
栄養分といっても人間に必要な栄養ではなく、カビにとって必要な栄養のことです。
もちろん、食品や飲料など人間の栄養になるものもカビは大好きなのですが、人間が間違っても栄養にしないホコリとか汚れ、こんなものもカビは栄養にしてしまいます。
そのほかにも、塗料や接着剤、革製品なんかもカビは栄養にしてしまいますので、恐るべき生命力と言えます。
では、これは対策できるかというと、ホコリや汚れをゼロにするのは不可能ですよね。
トランクルームへの収納という点では、特にカビの栄養になりやすい食品、飲料、塗料、接着剤、革製品などは収納を控えること(ジャストキューブ南区宮元町では収納禁止としています。)、汚れをきれいに取り除いてから収納すること、収納中も放置せずにホコリをこまめにふき取ることなどが対策としてできることだと思います。
(条件4)酸素があること
人間やほかの動物と同じく、カビが生きていくのにも酸素が必要です。
とは言え、トランクルーム内の酸素をゼロにしてしまったら、肝心の人間が生きていけませんので(そもそも施設内から酸素を抜くことも現実的には無理ですが)、これは対策のしようがありません。
ただ、収納のやり方を工夫して、大切な収納物を酸素に触れにくくする方法はあります。
収納物を脱酸素剤とともに袋に入れて密封して保管する方法です。
脱酸素剤というのは、一般的には食品用に使われている、酸素を吸収する薬剤です(シリカゲルなどの乾燥剤とは違います。)。
脱酸素剤は通販サイトなどでも比較的簡単に入手できますが、収納物の大きさや密封の仕方によっては期待した効果を得られない場合もありますのでご注意ください。
以上が、カビが発生する条件です。
次回からは、これらのことを頭に入れたうえで、収納物の種類応じたカビ対策を考えていきたいと思います。