神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫、レンタル収納スペースのジャストキューブ南区宮元町です。
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今回は屋内型トランクルームに適した建物の構造について考えてみたいと思います。
1. 代表的な建物の構造は、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造の3種類
近年建築される建物の代表的な構造といえば、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造(S造)、木造(W造)の3種類です。
「○○造」という場合の○○のところに入る言葉は、その建物の主要構造部分に使われる素材を表します。
主要構造部分とは、例えば、柱、梁、床、壁のことです。
(1) 鉄筋コンクリート造(RC造)
主要構造部が鉄筋コンクリートでできている建物のことです。
鉄筋コンクリートというのは、鉄筋を組んだ枠の中にコンクリートを流し込んで作られた建築材料です。
鉄筋は、引っ張る力には強いのですが、熱に弱く錆びやすいという弱点があります。
一方で、コンクリートはその逆で、引っ張る力には弱いのですが、熱に強い特徴があります。
鉄筋コンクリートは、それぞれの弱点を補い「いいとこ取り」をしたものです。
具体的には、引っ張る力にも熱にも強く、耐震性、遮音性、密閉性に優れた耐久性の高い建物です。
RC造の強度をさらに高めるために、柱や梁の芯の部分に鉄骨を用い、その周りを鉄筋コンクリートで固めた構造を鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)といいます。
(2) 鉄骨造(S造)
主要構造部にコンクリートを使わずに、鉄製や鋼製の資材を使った建物のことです。
鉄製の素材なので引っ張る力には強い一方で熱に弱い面があるため、火災が発生するとRC造よりも倒壊のリスクは大きくなります(といっても、最近の建物は防火性も相応のレベルなので、鉄骨造だから危険というわけではなく、あくまでも比較感です。)。
鉄骨版の厚みが6mm以上のものを「重量鉄骨造」、6mm未満のものを「軽量鉄骨造」といいます。
重量鉄骨造は比較的大型のマンションやビルに用いられる強度の強い建物で、壁も床も厚く防音性、耐久性も高いです。
軽量鉄骨造は小規模のアパートや店舗などに用いられることが多く、柱や梁などの骨組み部分に鉄骨を使用します。
軽量鉄骨造は、木造に比べれば壁や床に厚みがあり多少防音性もありますが、それ以外は木造と同じ素材を使って建築されます。
また、鉄骨の厚みが6mm未満と薄いものなので、RC造や重量鉄骨造と比べると耐久性、耐震性の面では弱いものとなります。
(3) 木造(W造)
主要構造部に木材を使った建物のことです。
個人の戸建住宅、アパート、店舗などに使われます。
RC造、S造と比べると建物自体の強度や防火性の面ではかないませんが、最近ではそれらのデメリットをカバーする技術も向上し、建築コストが安いので、住宅を中心に多くの建物で用いられています。
また、RC造やS造と違って、通気性、吸湿性に優れている点も、個人の住宅としての住みやすさにつながる点として挙げられます。
2. 鉄筋コンクリート造のトランクルームの注意点
鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物は、強度、耐久性、防火性に優れていますから、その中にあるトランクルームは安心して使用することができますね。
壁や床も堅固にできていますから、施設内への出入口のセキュリティがしっかりとしていれば、防犯の観点からも安心感が高いです。
また、建物内部の密閉性が高いので、エアコンや除湿機の性能もフルに発揮されやすい点も利点といえます。
それでは、RC造、SRC造の建物はメリットだけかというと、実はデメリットも存在します。
それは、密閉性が高く、通気性が少ないために、外気と室内の温度差が大きくなりやすいこと、室内に湿気がこもりやすいことです。
言い換えると、室内で結露が発生するリスク、カビが発生するリスクが比較的大きい点がトランクルームとしては注意が必要な点と言えます。
ですから、このデメリットを緩和するために、エアコンや除湿機による湿気対策がどのようになされているかが、トランクルーム選びの際にはとても重要になってくるわけです。
中には、RC造でもエアコンや除湿機が設置されておらず、換気設備のみというケースもありますが、これだとカビや結露のリスクはそれなりに覚悟が必要だと思います。
3. 鉄骨造のトランクルームの注意点
鉄骨造(S造)の建物のうち、重量鉄骨造についてはRC造の建物と同様の、また、軽量鉄骨造については木造と同様の点に注意が必要になります。
4. 木造のトランクルームの注意点
木造(W造)の場合、建物の強度、防火性、防犯性の面ではどうしてもRC造ほどのものは期待できないので、この点は仕方ありません。
一方で、木造の建物がトランクルームとしてデメリットだけかというと、必ずしもそうではありません。
木造の建物の利点として、建築コストが安いこと、通気性、吸湿性に優れていることがあります。
これがトランクルームにどう影響するかというと、建築コストの安さについては、トランクルームの使用料の安さにつながります。
とにかく安く借りたいという人にとっては大きなメリットです。
また、通気性、吸湿性に優れているので、RC造やS造に比べるとカビや結露のリスクは小さくなります。
例えば、RC造の建物内のトランクルームと木造の建物内のトランクルームがあり、いずれもエアコンや除湿機が付いていないような場合には、木造の建物内のトランクルームのほうが、費用も安くカビや結露のリスクも少ないということになります。
とは言っても、木造でエアコン、除湿機なしの場合とRC造でエアコン、除湿機ありの場合では、断然後者のほうがリスクが小さくなりますので、カビや結露の被害を避けたい人は、後者を選択すべきです。
5. まとめ
様々な構造の建物について、屋内型トランクルームに適しているかどうかを見てきましたがいかがだったでしょうか。
やはり、最強なのは(鉄骨)鉄筋コンクリート造((S)RC造)の建物で、エアコンか除湿機で室内の湿度管理がされている施設ですね。
ちなみに、手前味噌ですが、ジャストキューブ南区宮元町はこれに該当します。
しかし、収納物や湿度管理の状況によっては、軽量鉄骨造や木造でも全然問題ない場合もあります。
ぜひとも、予定する収納物の特徴、トランクルームの建物の構造の特徴、トランクルームの空調設備の状況などを総合的に考えて、賢い選択をしてください。