神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫のジャストキューブ南区宮元町のウェブサイト管理人です。
当店のホームページをご訪問いただき、誠にありがとうございます。
さて、今回はトランクルームの入居審査と保証会社のお話の第3弾で、保証会社を利用する物件について説明します。
ジャストキューブ南区宮元町もお客様の保証会社への加入を必須とさせていただいております。
ぜひこの機会に、保証会社がどんなものなのか確認してみてください。
ちなみに、ジャストキューブ南区宮元町の保証会社については、こちらのページのQ&Aでも詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
4. 保証会社を利用する物件
保証会社を利用する物件というのは、トランクルームの利用者が保証会社と保証委託契約を結ぶことが賃貸の条件となっていて、万一、利用者に賃料の不払いなどがあったときには保証会社が立替払いする仕組みを取り入れた物件のことです。
(1) 保証会社の役割
一言でいうと、賃貸住宅の賃借人やトランクルームの利用者が賃料を支払わなかったり、部屋や収納庫に関して負担すべき費用を支払わなかったりした場合に、これらの賃料等を立て替えて貸主に支払うのが保証会社の役割です。
但し、最近の保証会社の仕組みでは、利用者が賃料を支払うか否かに拘わらず、常に保証会社が貸主に対して賃料の立て替え払いを行い、利用者は保証会社に対して賃料相当額を支払う形が一般的になっています。
保証会社は利用者にこのようなサービスを提供する対価として、利用者から保証委託料(単に保証料ともいいます。)を受け取ります。
なお、利用者が賃料の支払いを行わず、保証会社が立替をした場合、それでおしまいではなく、保証会社は立替分を利用者に請求して回収します。
したがって、トランクルームの利用者は使用料等を最終的に踏み倒せるわけではなく、本来貸主に支払うべき金額と同額(又はそれに遅延損害金を加えた額)を、結局保証会社に対して支払わなければなりません。
(2) 保証会社関連の契約
(i) 保証委託契約(利用者⇔保証会社)
トランクルームの利用者は保証会社との間で保証委託契約を締結します。
これは、トランクルームの利用者が支払うべき使用料等を、保証会社が連帯保証人として立替払いしてくれるように依頼し、これを保証会社が承諾する契約です。
もちろん、保証会社はボランティアで連帯保証人になるわけではありませんから、連帯保証の対価として、利用者から保証委託料(単に保証料ともいいます。)を受け取ります。
保証料は、契約時に一括で支払う場合もありますし、契約時のほかに、毎月一定額の支払いが必要になる場合もあります。
(ii) 保証契約(事業者⇔保証会社)
トランクルームの事業者は保証会社と保証契約を結びます。
この契約に基づいて、事業者は、利用者の不払いがあった場合に保証会社に対して肩代わりを要求できるというわけです。
(3) 保証会社を利用する物件の契約関係のまとめ
ここまでのまとめとして、トランクルームの利用者(借主)、事業者(貸主)、保証会社の関係を、局面ごとに図にしてみましたので参考にしてみてください。
(i) 契約関係
保証委託契約、保証契約、トランクルームの一時使用契約(賃貸借契約)の関係は次のとおりです。
(ii) 通常の賃料支払の流れ
保証会社を利用する物件では、実際にトランクルームの利用者(借主)が賃料を支払うか否かに拘わらず、保証会社は連帯保証人の保証履行として支払期日にトランクルームの事業者(貸主)に対して賃料を満額支払います。
そして、保証会社が貸主に支払った賃料相当額を利用者から回収する(利用者は、貸主ではなく保証会社に賃料相当額を支払う)仕組みとなっているのが一般的です。
順序としては次のようになります。
保証会社が連帯保証人として毎回利用者の貸主への賃料支払いを立替払い(法律用語で「代位弁済」といいます。)
↓↓↓
保証会社は、利用者に対して立替分(=賃料相当額)の返済を請求する権利(これを法律用語で「求償権」といいます。)を取得
↓↓↓
保証会社は、その権利に基づいて利用者から賃料相当額を回収、受領
保証会社が利用者から賃料相当額を回収する方法としては、
・ 保証会社が利用者の銀行口座から毎月自動引き落としする方法
・ 利用者が保証会社の銀行口座へ直接振り込む方法
・ 利用者のクレジットカードで保証会社に支払う方法
などがあります。
(iii) 利用者の賃料不払いがあった場合
利用者からの支払いの有無に拘わらず保証会社は貸主に賃料を支払うので、貸主は常に賃料を受け取ることができます。
しかし、利用者が保証会社に賃料相当額を支払わなかった場合、保証会社はこれを回収する権利(求償権)を持っているので、立替払いが行われた後は、利用者と保証会社との関係の中で回収が行われます。
当然、利用者は保証会社に対して賃料相当額を支払わなければいけませんし、支払期日を過ぎていた場合には、別途遅延損害金の支払いが必要になる場合もあります。
(次回に続く)