神奈川県横浜市南区の屋内レンタル収納、蒔田駅徒歩2分のトランクルーム、コンテナ、レンタルボックス、貸し倉庫、レンタル収納スペースのジャストキューブ南区宮元町です。
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さて、今回は散らかったお部屋の片づけの前にまずしなければいけないこととして、「断捨離」を考えてみたいと思います。
1. 断捨離とは
ウィキペディアによれば、断捨離(だんしゃり)とは次のことだとされています。
(1) 沖正弘が提唱したヨガの思想。
(2) 作家のやましたひでこが提唱する、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想の事。
(1)のヨガの思想としては、その行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を表すそうです。
部屋の片づけに関係するのはそのヨガの思想を応用した(2)で、それぞれの文字の意味は次のとおりです。
断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
人間誰しも持っていて、しかも日本人の美徳ともされるのが「もったいない」の精神ですよね。
でも、この「もったいない」の固定観念に縛られることによって、自分で自分に重荷を背負わせていないでしょうか。
断捨離では、不要な物を断ち、捨てることで物への執着から離れることで、この重荷からの解放を図り、身軽で快適な人生を手に入れることが目的とされています。
モノをため込むのではなく手放すことで自由になる。
片付けをする前に、そんな自分を想像することで、ぜひ散らかったお部屋を片付けるモチベーションにしていただきたいと思います。
2. 片付けや収納の前にまず断捨離
それでは、散らかった部屋が片付いた状態とはどんなどんな状態か、是非、具体的なイメージを想像してみてください。
頭の中に浮かぶ景色は人それぞれだと思いますが、大量のモノが存在していながらきれいに片付いた部屋を想像できた人はいないのではないでしょうか。
そのとおり、片付いた部屋と大量のモノの存在というのは両立しないものなのです。
したがって、部屋の片付けの前には、まず、これ以上モノを増やさないこと(断)、モノを減らすこと(捨)、モノへの所有欲から離れること(離)が必要になるわけです。
散らかった部屋を片付けるためには、いきなり整理整頓を始めたり、収納グッズを買ってきてモノを増やすのではなく、まず、モノを減らす「捨」から始めることが大切です。
3. 「捨」の準備
それでは、「捨」の進め方として、ウェブサイト管理人がやっている方法をご紹介します。
もちろん、やり方は人それぞれ、置かれた状況によっても最適な方法は異なると思いますので、あくまでも1つのご参考としてご覧になっていただければと思います。
(1) 「捨」を行う時間を決める
現代人はとにかく忙しいです。
日々の仕事や家事はもちろんのこと、同僚や友人との付き合い、習い事、自己啓発のほか、美容や健康にも気を使わなければいけないし、お子様がいる家庭では学校の行事や塾などの送り迎えもあるでしょう。
さらに読みたい本も見たいテレビもあるし、映画にだって行きたいし買い物もしたいので、とにかく時間がありません。
でも、「捨」を実行するためには、確実に時間が必要になります。
理想を言えば、丸1日を「捨」のために空けてしっかりと取り組むのがお勧めです。
ただ、どうしても丸1日は無理という場合は1時間単位で時間を決めて、少なくとも、1回につき1時間程度は集中して取り組むことが必要です。
予定表に書き込んで5分前にはスマホのアラームを鳴らすようにして、絶対にその時間にやろうという強い決意をもって取り組みましょう。
「そのうちやろう」、「時間ができたらやろう」ということでは、永遠に、片づけどころかその前段である「捨」を行うことすらできません。
もしこれを読まれて、自分も「捨」をやらなければ、と思われた方は、今すぐ予定表に書き込んで、アラームをセットしましょう。
(2) 「捨」を行う範囲を決める
「捨」の時間が決まったら、次は、その時間に応じた「捨」の実行範囲を決めます。
例えば、「捨」に使える時間が1時間だとすると、部屋全体の「捨」を終えるのはなかなか難しいと思います。
だから、部屋全体ではなく、食器だけとか、文庫本だけとか、無理なく行える範囲を決めておきましょう。
その際の範囲についてはついつい「場所」で決めがちですが、実は、「場所」ではなく「モノの種類」で決めるのがちょっとしたコツです。
例えば、衣類をいくつかの場所に分けて収納しているのに「場所」で作業をしようとすると、衣類の全体量が把握できません。
そのため、1つ1つのモノについて捨てるかどうかの判断が非効率になり、途中で挫折してしまうリスクが高くなります。
また、「衣類」だと範囲がかなり広く、全ての作業は1時間では到底終わらないでしょうから、例えば、トップスだけ、ボトムズだけ、インナーだけ、アウターだけ、といった形で細かく種類分けして取り組むと続けやすいと思います。
この範囲を決めておかないと、あれもこれもと色々な場所から色々なモノを出してきて、過剰に大量のモノを床やテーブルの上に拡げることになりかねません。
そうなると予定した時間内に作業が終わらず、作業前よりも部屋が散らかった状態で過ごさなければならなくなってしまいます。
当然、次の「捨」作業へのモチベーションも下がってしまい、断捨離の実現から遠ざかってしまいます。
もともと時間がないのですから、長続きさせるためには、とにかく決めたことを時間内に完了できるように、無理のない作業範囲を決めておきましょう。
(3) ゴミ処分の準備をする
モノを捨てるということはゴミが出るということです。
当然、ゴミが出たら捨てなければなりませんね。
ゴミを捨てずに部屋の中に残しておくと、気分もよいものではありませんし、いつのまにか元の場所に戻っていたりなんてこともあります。
これでは何のために一大決心して「捨」をしたのかわかりませんから、出たゴミは速やかに処分できるように事前にしっかり準備しておきましょう。
具体的には、(i) ゴミ出しの日を把握、(ii) ゴミ袋を準備、(iii)粗大ゴミの段取り確認です。
(i) ゴミ出しの日を把握
ゴミが出たら一刻も早く部屋から出したいところですが、ゴミは種類によって出せる曜日が決まっていますよね。
例えば、ジャストキューブ南区宮元町が所在する宮元町の場合は、月曜日が燃やすごみ、火曜日が缶・びん・ペットボトル、木曜日がプラスチック製容器包装、金曜日が燃やすごみとなっています。
これが頭に入っていればよいのですが、出すべき日にうっかり出し忘れると、そのゴミたちとまた1週間一緒に過ごさなければならなくなってしまいます。
覚えられない場合は予定表を冷蔵庫に貼っておくとか何か対策をして、捨てるべきゴミを部屋に長居させないように工夫しましょう。
(ii) ゴミ袋を準備
「捨」を実行して出てくるゴミはまずはゴミ袋に入れることになります。
当たり前の話ですが、いざ「捨」を開始したら家にゴミ袋がなかった、なんてことになると一気に気持ちが萎えてしまいます。
ですから、事前にゴミ袋の在庫チェックをしっかりしておくことをお勧めします。
袋の大きさは捨てるモノによりけりですが、私は、70リットルをメインにしつつ、少し大きめのものも無理なく入れられる90リットルの袋も併用しています。
なお、「捨」の対象によってはゴミ袋だけでなく、例えば、本や雑誌の場合には、それらをまとめて縛るためのひもが必要になったり、割れ物を捨てる場合は古新聞が必要になったりしますので、ゴミになりそうなものを想像して必要なものを用意してくださいね。
(iii)粗大ごみの段取り確認
「捨」の過程では、通常の収集対象の家庭ごみとしては捨てられない粗大ごみが出てくることがあります。
粗大ごみを捨てるには、手続きもやや面倒ですし、費用もかかりますから、スムーズに段取りを進められないとどうしても後回しになってしまいます。
「捨」のメインになるはずの大物ゴミが捨てられないまま残ってしまうと、どうしても次の片づけに向けたモチベーションの維持が難しくなります。
「捨」の範囲によって粗大ごみが出てくる可能性がある場合は、必ず、粗大ごみの出し方や収集方法について確認しておきましょう。
ちなみに、横浜市の場合には、まず、粗大ごみ受付センターに電話<0570-200-530><045-330-3953>かインターネットで申込みが必要になります。
横浜市の場合、家庭から出されるごみのうち、一番長い辺が、金属の場合は30cm以上のもの、それ以外(プラスチック製品、木製品など)の場合は50cm以上のものが粗大ごみとされます。
電話で申し込む場合は、粗大ごみに出す品物の種類、材質、大きさを伝えて、収集日、手数料、収集場所を確認します。
インターネットの場合は、それらの手続きをネット上で行うことができます。
こうして申込を済ませたら、コンビニなどで手数料に応じた「粗大ごみ処理券」(シール)を購入します。
横浜市の場合は、200円券と500円券の2種類があるので、捨てる品物の手数料に応じてこれらの券を組み合わせて購入します。
そして、粗大ごみの収集日に粗大ごみ処理券に氏名を書いてシールを剥がし、粗大ごみに貼り付けて収集場所に出せば完了です。
申込から収集までは2週間程度かかりますから、その間は部屋で保管しておく必要があるので若干我慢が必要になるのと、収集予定日にゴミ出しを忘れるとまた最初からやり直しになるので、この点をしっかり管理することが重要になります。
以上、今回のブログでは、部屋の片づけ前にやらなければならない断捨離の意味とその準備について書いてみました。
次回は、断捨離の「捨」の基準について考えてみたいと思います。